西島眼鏡店に来たことのない方には、未来が開けていく予感が。来たことがある方には『そうそう、ニシジマってそうだよね!』。大瀧詠一にも読んでほしかった、W男さんからの手紙。
私、三代目タツシが、
何一つ、言葉を添える必要のない、
W男さんからの手紙。
来て下さる方も、店をやっていてる私達も幸せになる店、西島眼鏡店。
20代W男さんが、心と身体で感じたその店は・・・

これがW男さんから頂いた、お手紙です。
『西島眼鏡 様
1 外観と内観 最初の印象
不思議な外観の店だった。
虎ノ門の路地に静かに佇む店は
周囲に溶け込んでいるとも浮いているとも言えない
変わった雰囲気を醸し出している。
一見では眼鏡店とはわからない。
中に入ってみると眼鏡だけでなく雑貨・本・CDが陳列されている。
外観も不思議だったが、店内もなかなか不思議な雰囲気である。
POPやお客さんとの写真、手紙などが壁に張られている。
どこかレトロな温かみがある。
CDを見てみると「はっぴぃえんど」。まさにというか、やはりというか、店の雰囲気とうまくハマっているCDである。
僕はこの独特の雰囲気にしっとりとやられてしまった。
眼鏡を見て更にガツンとやられてしまった。
一本一本にコメントが付け加えられている。丁寧な仕事ぶりが伺える。
昨今の格安眼鏡とは訳が違う。
気持ちのいい眼鏡が作れそうだ。
2 西島さんの接客
眼鏡を作りたい旨伝えると、僕の顔を見て数本の眼鏡を持ってきた。
掛けてみて驚いた。
馴染んでいるのだ。
自分が「かけていそう」な眼鏡なのだ。
それでいて自分では選ぶことがなさそうな眼鏡もある・・・。
職人芸だ。
結局この日眼鏡を購入することは無かったが、ここで必ず作ることを決めた。
店を後にしようとすると、西島さんが顔の特徴を記載してよいか聞いてきた。
僕は快諾した。
そしてまた驚いた。
顔の特徴だけではない。僕の外見全体の雰囲気や髪型などについてまで記載している。
顔に合う眼鏡を作るのではない。
「人に合う眼鏡を作る」
のがこの店だ。
この店でこれから眼鏡を作り続けようと思った。
また僕の自宅に似合いそうな眼鏡の写真を送ってくれるという。
現代の商売の距離感ではない。
ツイッターやラインなどのSNSだけで送られる情報とはまるで本質が異なっている。
店内のレトロさの源は、こういったところからなのかもしれないと僕は思った。
3 西島眼鏡店の本質
ー正直に誠実にー
そんな言葉が浮かんでくる。
丁寧な仕事。
心配り。
ハガキで送られてくるメッセージ。
ひとつひとつをおざなりにしない姿勢が店に現れている。
西島眼鏡店で眼鏡を一本作る金額で格安眼鏡店では4、5本作れるかもしれない。
しかし、それよりもこの店での一本を作りたい。
いいものを長く使う。
本当の豊かさが溢れている。
店の空気、
訪れる人達との交流、
コミュニティとしての役割。
ー僕が生まれるずっと前
「古き良き店」とは
おそらくこんな感じだったのだろうー
これからもこのお店と付き合っていきたい。
ナイアガラサウンド好きのW男より』
W男さん、
とってもうれしかったです、
ありがとうございます!
そしてこれからも、
こんな在りようを通じて、
ご縁のあった一人ひとりの方に喜んでいただきます!
西島眼鏡店 三代目 西島タツシ
それはココ↓