三代目タツシの跡継ぎ物語 その2

幼少期〜学生時代〜会社員時代を経て、何故?タツシは三代目となったのか。そしてこの先のニシジマはあなた様と共にどこに行こうとしているのか。

三代目タツシの跡継ぎ物語 その2  です。

↑休日はアメリカンフットボールに、のめり込み!↑

 

電機メーカーに就職したタツシ。名古屋転勤となり、ちょっと試練を感じつつ楽しさもある日々。

そんな中、仕事に小さな違和感を持つようになってきました。
会社での担当製品は特注IC(集積回路)でした。
超文系出身の私にとっては、エレクトロニクスの世界は異次元。「信号が溜まる」なんて言われても全然イメージが湧きません。技術部門の方に頼らざるを得ない場面も多く、自分が理解しきれていない物を販売するのに、もどかしい気持ちが湧いてきました。

↑オートバイでの旅行が大好きでした。↑

 

その頃店は創業して70年近くとなっていました。年数に重みは感じたものの、それは日常生活の中で流されていく状態でした。

当時、就職して研修の為に名古屋に来ていた弟と仕事の合間に昼食をとったことがありました。そこで店をどうする?なんて話題も出ました。

それは全く重々しい話ではありませんでしたが、以来自分の心の中で「店を継ぐ」「長男の役目」という課題の面積がだんだん広くなっていったように思います。

 

「70年近く続いたものを、そのままにしておくのも」と「腹落ちするように理解できていない電子技術の中で仕事をしていくもどかしさ」かといって「すごく積極的にメガネの世界に身を置きたい訳でもない」

そんな中始まったのは、自分で自分を納得させる作業でした。例えば「目に見えて、手で触れられる世界だったら、十分な理解の上で仕事が出来る」「ヨーロッパからメガネの仕入れをすれば、貿易的な仕事もできる」。折々にそんな事を考えるようになりました。

↑会社の新年初日に仲間と。↑

 

そんな時に、ある重工メーカーから引合いがあったのですが、技術上の考え方の相違から断ることとなりました。技術部門の方と先方に辞退の説明をしに行きました。

その時に先方の部長が、大層がっかりした気持ちを自然に口にしました。

辞退の理由はきっと正当だったと思いますが、それから、仕事から気持ちが離れていったように思います。

それから数ヶ月後だったのか一年以上経ってからだったのか・・・その夜はやってきました。

つつ゛く

だからココ↓

西島100Nen眼鏡店 三代目

西島タツシ

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