検眼をしていて「あっ、コレよく見えます!」、「これは、今まで私が持っていたメガネの見え方です」。この違いを生み出すものは何?
- 初めていらした50代C子さん、
本が大好きです。
会社の代表でもあり、書類、PCなどのデスクワークも多いです。
今に始まったことでなく、
近くの物を見る時に、
大変な疲れやボケがあり、
今では、必要最低限の物を除き、
「見ることをあきらめている」状態でした。
この記事のタイトルにある言葉を聞けたのは、そんなC子さんの検眼を進め、
検眼用メガネで2種類の度数を比べた時のことでした。
C子さんには「隠れ斜視」(両目が同時に対象物を見るというごく自然な動作をするのに、眼の筋肉が多大な努力を必要とする状態)が、
あったのでした。
それを補正する「プリズム」というレンズをつけると、
見やすさが大きく改善しました。
ご本人がそれに気付く術もなく、
今迄メガネを作っては、
「これもダメか〜」ということを繰り返す
「メガネとの戦いの歴史」だったそうです。
ではなぜ、それとの訣別の瞬間がやってきたのか?!
そのきっかけは、この聴き取りメモです。
私は検眼の前に、よ〜くお話を伺います。
その姿勢としては、
何か一つの事実を見つけ出す、というよりは、
話を次から次へと繋げていき、
それを紙にドンドン書き込んでいきます。
すると、そこに、キラッと光を反射するような言葉や事柄が有ります。
C子さんの場合、書き取ったメモの中に、何回も「合わない」「つらい」という言葉が出てきました。
その言葉の向こうに、「隠れ斜視」の存在が透けて見え、そこに手をうちました。
そんなC子さん
「私は人生、直感で生きてきました!」というとっても明るい方です。
C子さんが直感で選んだメガネはコレ!
読める嬉しさと、掛ける楽しさを、手にされたのでした。
もうすぐ100周年 西島眼鏡店
三代目 タツシ